日本の南海上を迷走していた台風10号は、来週にも本州に上陸する可能性が高い。
気象庁によると、台風10号の勢力は非常に強く、今後も発達していく見通しだ。
東日本を縦走した台風9号などにより、関東、東北、北海道では地盤が緩み、河川の水位が高くなっている地域がある。
大規模な土砂災害や河川氾濫が起きやすい状況にあると考えなければならない。被害を最小限に抑えるためには、大げさに思えるくらいの厳重な備えと、早めの避難を心掛けることが大切である。
今夏の台風は異例ずくめだ。
7号、11号、9号と、3つも北海道に上陸したのは観測史上初めてで、関東への上陸(9号)も平成17年以来11年ぶりである。
東西の高気圧に日本列島が挟まれる気圧配置により、東日本に沿うように台風の通り道ができたためだという。
10号は19日に八丈島の東沖で発生したが、東西の高気圧に進路をふさがれて南西方向に進んだ。この間に、高水温の海域で勢力を増し、折り返すように日本列島に向かうとみられる。
9号上陸の際、東日本の広い地域で避難勧告や避難準備情報が出された。警戒水位を超えた河川も多い。10号が上陸すれば、それ以上の猛威を覚悟する必要があるだろう。
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家屋の周囲に強風で飛ばされそうな物はないか。外回りの点検や補強は、台風接近前の段階で着手する必要がある。
停電や断水に備えて食料や懐中電灯、ラジオなどを用意し、避難が必要になった場合の持ち出し品も整えておきたい。
9号上陸時の備えや行動を振り返って、家庭や地域で不安に感じたことは、一つ一つ解消しておくことが大切だ。
自治体にも、9号で浮かんだ課題を洗い出し、迅速に対応することが求められる。
特に、土砂災害や河川氾濫、高潮被害の危険が大きい地域では、避難を前提として住民と自治体が連携することが重要だ。
30日からは防災週間が始まる。避難訓練などの関連行事が予定されている地域も多いだろう。
「厳重な備え」と「早めの避難」が、あらゆる災害から命を守るための鉄則であることを肝に銘じなければならない。
気象庁によると、台風10号の勢力は非常に強く、今後も発達していく見通しだ。
東日本を縦走した台風9号などにより、関東、東北、北海道では地盤が緩み、河川の水位が高くなっている地域がある。
大規模な土砂災害や河川氾濫が起きやすい状況にあると考えなければならない。被害を最小限に抑えるためには、大げさに思えるくらいの厳重な備えと、早めの避難を心掛けることが大切である。
今夏の台風は異例ずくめだ。
7号、11号、9号と、3つも北海道に上陸したのは観測史上初めてで、関東への上陸(9号)も平成17年以来11年ぶりである。
東西の高気圧に日本列島が挟まれる気圧配置により、東日本に沿うように台風の通り道ができたためだという。
10号は19日に八丈島の東沖で発生したが、東西の高気圧に進路をふさがれて南西方向に進んだ。この間に、高水温の海域で勢力を増し、折り返すように日本列島に向かうとみられる。
9号上陸の際、東日本の広い地域で避難勧告や避難準備情報が出された。警戒水位を超えた河川も多い。10号が上陸すれば、それ以上の猛威を覚悟する必要があるだろう。
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家屋の周囲に強風で飛ばされそうな物はないか。外回りの点検や補強は、台風接近前の段階で着手する必要がある。
停電や断水に備えて食料や懐中電灯、ラジオなどを用意し、避難が必要になった場合の持ち出し品も整えておきたい。
9号上陸時の備えや行動を振り返って、家庭や地域で不安に感じたことは、一つ一つ解消しておくことが大切だ。
自治体にも、9号で浮かんだ課題を洗い出し、迅速に対応することが求められる。
特に、土砂災害や河川氾濫、高潮被害の危険が大きい地域では、避難を前提として住民と自治体が連携することが重要だ。
30日からは防災週間が始まる。避難訓練などの関連行事が予定されている地域も多いだろう。
「厳重な備え」と「早めの避難」が、あらゆる災害から命を守るための鉄則であることを肝に銘じなければならない。